2009-09-11

BYDのリチウムイオン電気自動車


BYDは中国のリチウム電池のOEMメーカーとし、携帯電話では日本の三洋につぎ世界シェア2位である。すでにリチウムイオン電池の分野では確固たる地位を確立している。
 昨年9月、著名投資家であるバフェット氏が2億3000万ドルを投じてBYDの約10%の株式を取得した。

BYDは自動車産業に参入してわずか5年という後発組で、自動車の経験が浅く、他の自動車のデザイン面やドイツ国内で行われている衝突安全性実車テストでも評価が低かった。
車体強度やデザインの面では遅れが目立つが、ドライブトレインの性能はどれほどのものであろうか。内燃機関を使わないと電池とモーターとコントローラーの制御能力であるのでキャッチアップは意外と早いかもしれない。

以下は中国経済・産業ニュース記事。


2009年 7月 06日(月曜日) 17:04

中国・広東省に本社を置く自動車メーカーでリチウムイオンバッテリーの生産も手掛ける比亜迪(BYD)の販売責任者は5日、2009年内にオーバー Cセグメントクラスの電気自動車(EV)「E6」の量産を開始することを明らかにした。販売価格は当初の目標として30万元を計画する。6日付で複数の香港メディアが伝えた。

「E6」は四輪駆動で、最高時速は160キロメートル。SUV(スポーツ多目的車)とミニバンの2つの概念を兼ね備える。駆動・起動用バッテリーに自社開発した鉄電池を採用し、1回の充電で連続走行できる距離は300キロメートル。燃料コストを一般のガソリン車の3分の1から4分の 1に抑えた。

国内投資銀行のアナリストによれば、EVということもあって価格は高めだが、商用SUVとして政府や企業からの支持を得やすく、昨年12月に発売したプラグインハイブリッド車「F3DM」よりもポテンシャルは大きい。同担当者は、政府もしくは特定企業への販売を優先するかとの質問に対し、「発売時期は確定したが、販売計画の詳細は未定」と答えた。

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