2009-09-28

本命はプラグインハイブリッド

今年になって、3代目プリウスは爆発的に売れている。私は2代目プリウスを昨年購入した。エコ減税が無くても購入した。購入の動機は燃費もあるが、自動車メーカーに勤務した技術者として、新しいメカニズムの車に乗りたい好奇心である。プリウスに乗って、電気自動車感覚にすっかり魅せられてしまった。一定速度で走るとエンジンが止まり、モーター走行になる。静かで滑らかな走行。これが心地よいのである。プリウスに乗ると、これまでの車の運転モードが変わってしまう。急な加減速はしなくなる。しかし、高速道路ではいつも追い越し斜線を走りたくなる。そのときはエンジンで走っているのだが、静かである。

エンジン、モーター、ダイナモ、スプリッター、コントローラー、高額バッテリーと普通の自動車より、部品点数が多いので、高く売れる。私を含め大部分のユーザーはプリウスは、今までの自動車とははっきり違うと認識している。モーターで走る、静かさと、加速、そして値段の高さにブランド価値を見出している。従来のエンジンの高級車や外車などはもう乗れなくなるのである。

プリウスは、ユーザーにとっても、地球温暖化要因の二酸化炭素ガスを減らし地球を守る意味でも、高い車を売ることができ自動車会社が儲かるためにも最善の選択である。

しかし、同じハイブリッドでもホンダのインサイトはモーターだけで走れない。モーターアシストで燃費は良くなったが、モーター走行の快感を与えてくれず、通常走行のエンジン音も気になる、今までの概念の車である。燃費とエコ減税で購入しているが、モーター単独で走れないのは明らかにプリウスより劣る。現在は売れているが、モーター走行ができるプリウス型に移行すると思う。

プラグインハイブリッド車は、3代目プリウスの電池を単に増やすだけで簡単に達成できる。しかし、日本の家庭の駐車スペースでは電気で充電するのが面倒である。アメリカのように日本の2DKに相当する広さのガレージと220ボルトの電源があれば、充電が容易だ。

アメリカでプラグインハイブリッドがはやった後に日本の家庭が自動車バッテリーに電気をプラグインするようになるのではないか。

アメリカでは、カリフォルニア州であらたにゼロ排ガス車法が2009年成立した。この法規は、2003年に廃案になった法規をいじってまた復活させたものである。

ハイブリッド、プラグインハイブリッド、燃料電池車、電気自動車、水素ガス、メタノールなどオプションを用意している。

本命は何か。ずばりプラグインハイブリッドである。

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