2009-09-29

自動車に必要なエネルギーとバッテリー容量と燃費

自動車を走らせるのに馬13頭が必要と仮定する。つまり13馬力くらいあれば高速道路を時速100kmで走れるとする。ワットにすると大体10kwである。これくらいのモーターを備えれば電気自動車が高速道路を走れる。もちろん、急加速や坂を急いで上らなければならないので、瞬時の馬力は50kw位は必要になるのであろう。



ヤマハのゴルフカートは2.8kwのモーターで時速19kmで走れ登坂能力も20度あるからもうすこし頑張れば自動車になる。

時速100kmで2時間走行すると200kmの距離を移動できる。途中発進加速や山があり、また冷房や電子コントロールなど他にもエネルギーを使う。そのために5kwhの電気を使うとすると、自動車が2時間動いたときの必要エネルギーは25kwhである。

つまりバッテリー容量が25kwh必要になる。

家庭の電気を使い2kwで充電すると13時間かかる。
家庭では、電池のためにたくさん電気を供給するのは難しいし、バッテリーはキャパシターと異なり瞬時の蓄電ができないので13時間位が必要になるのである。

1kwhの電気の値段は家庭では23円位である。25kwhの電気代は580円になる。

電気では、460円で100km走れる。一方ガソリンで燃費が15km/lとするとガソリンが7リットル必要になる。
ガソリン価格が130円とすると、910円かかる。

電気自動車の燃費はガソリンの55%位であると言える。

家庭で1日に使う電気量は13kw程度である。電気自動車バッテリーは家庭で使う電気の2日分のエネルギーを使う。電気が今より3倍必要になると電力不足になる。
従って、電気自動車が全ての自動車が全家庭に普及するためには、発電所の増設が不可欠である。




ZENNの電気自動車

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