2009-09-04
世界のリチウムの埋蔵量と生産量
出典:Chemetall社
塩原のリチウムの埋蔵量は1位がチリで690万トンである。2位はボリビアで550万トン、3位がアルゼンチンおよび中国で共に260万トンである。アメリカにも4万トンの埋蔵がある。
鉱山のリチウムの埋蔵量は1位がアメリカで280万トンである。2位はアフリカで230万トンである。以下は中国、オーストラリア、ヨーロッパ、ロシア、カナダで産出される。
2005年における世界のリチウムメタルの生産量は2万1400トンであった。そのうち主要生産国はチリが8000トン、オーストラリア4000トン、中国2700トン、ロシア2200トンそしてアルゼンチンが2000トンである。中国のリチウムの大半は、青海の塩湖で産出される。さらに青蔵鉄道完成とともにチベットの塩湖でも小規模の生産が始まった。
世界のリチウム埋蔵量のうち、広大な塩原のあるチリとボリビアで世界生産量の7割を占める。チリ北部に位置するアタカマ塩原(Salar de Atakama)の炭酸リチウムの生産量は年間5万トンである。未開発ではあるが埋蔵量ベースで世界の30%近くはウユニ塩原(Salar de Uyuni)にある。アタカマとウユニいずれも太古の時代には内海が急激な造山活動で標高3000メートル以上になり、水が永い間かけて干上がった極めて珍しい地形である。ボリビアのウユニとチリのアカタマ塩原の位置関係は下記のとおりである。
出典:googlemap
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