トヨタは連結営業損益が1,500億円の赤字になる見通しになった。しかしトヨタの企業活動は、自動車の製造・販売だけに限定されるわけではない。トヨタは豊富に持っているおカネを貸しているため、そこから受け取る利息や配当金が「営業外収益」として3,000億円ある。税引き後利益はまだ500億円を確保している。
「受取利息」は、預貯金や貸付金から受け取る利息で、通常、国税15%、地方税5%が差し引かれて入金される。「受取配当金」は、出資先や子会社からの利益分配や投資信託の収益分配などで、受取利息と同じく20%が源泉徴収される。
連結の従業員数は30万人であるから、ないもしないで、お金が働くだけで、一人あたり100万円の給与が払えることになる。
会社を上手に経営するには、本業以外で何もしなくてもお金が働く仕組みも、大事だと思う。レバレッジをかけていけないが、キャッシュフローを良くする方法を常に、頭に入れておかなければならない。
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